2020年11月11日水曜日

2x4材で階段下に棚を作る!

どうも!整理整頓が苦手で妻によく怒られます。サンドマンです。


さて、僕らのガレージでは、リノベーションや各種プロジェクトを進めていく中で、機材や材料など、物がだいぶ増えてきました。収納をきちんと整備し、作業空間の拡大を推し進めていくことが急務となりつつあります。

そんな中、今回白羽の矢が立ったのが、階段下のスペース!
その昔、ガレージ発足当初は浴槽があったスペースです。

今では浴槽や湯沸かし器を取り外し、物置スペースとして活用していますが、
棚がない状態で物を高く積み上げることも出来ず、収納効率が悪い状態でした。。。

そこで、ここに棚を作ることに。しかしながら、こんな階段下の変形空間にぴったり合う棚を見つけることは至難の業ですから・・・

自分で作りましょう!!

今回使用する素材は、2x4(ツーバイフォー)材です!
住宅建築でもよく使われる、断面形状がだいたい2×4インチの規格材ですね!


どうやらMr.H氏の自宅内に設置していた、工作機械用のインハウス(!?)を解体した際に出た材料が余ったとのことで、ぜひ使用してほしいとのこと。使わない手はありません。

では、やっていきましょう!

【まずは設計!】

Mr.H氏がFusion360でサクッと作った図がこちら!


合計3段の棚で、上部は階段下の斜面にピッタリフィットさせた構造。
諸々の障害物を回避した設計になっていますが、細かいところは現物合わせで、といったところでしょうか。
こちらの図面を見ながら、早速作っていきます!


【部材の切り出し&脚の取り付け!】

まずは2x4材を図面を見ながらカットしていきます。
また、脚となる部分の下側には次のような大きな穴を開けておきます。

こちら、木工用のドリルですね。

この穴を活用してアジャスタパッドを組み込みます。

近所のホームセンターで仕入れたアジャスタベース。
プレートにナットが溶接されています。
2x4材につけるにはサイズが大きすぎるので、カットします。


カット後がこんな感じ。

あとはプレートに穴を開けて2x4材に固定します。なお、先ほど2x4材に開けた大きな穴は、このネジ穴を貫通するアジャスタボルト用の穴、というわけです。

ちなみにアジャスタパッドを付けた状態がこちら。


なお、切り出した材料には例のごとく、防腐塗料を塗っておきました。



【あとは組み立て!!】

部材の切り出しが終わったら、ガンガン組み立てていきます!

ここで役に立つのがシンプソン金具!!2x4材をはじめとする規格材どうしの組み立てに重宝する金具です。T字、L字等、組み方に応じた様々な種類が存在するので、自由度も高いです!
こんな感じ!
銀色の金具がシンプソン金具ですね。
ここで見えている箇所にはRTC2Zという種類を使っています。
また、T字接続部分にはRTT12を利用。

設置場所が狭隘部であることもあり、組み立て手順に十分気をつける必要があります。ある程度組み上がった後に、ねじ止め箇所に「工具が入らない!」となって、一旦バラすハメになります(汗)。
また、2x4材にはところどころ木の「節」があり、ビスが入りづらいです。そのような場合には、あらかじめ下穴を開けておくのが吉です。(むりやりねじ込もうとすると、ネジ山が潰れます。)

それにしても、組み立て過程の写真をもう少しこまめに撮っておけばよかった。。。
シンプソン金具を使った各種製作例がYoutubeに上がってますので、ご興味あれば合わせてご覧いただけると、よりイメージが膨らむと思われます!






最後に天板を取り付けて完成!!

狭隘部のため引きで取るのが困難・・・
天板は残材をかき集めて作りました。。。
ポイントは、階段下のスペースにぴったりフィットさせ、
障害物をできるだけ回避したところ。

階段下の斜面を、こんな感じでぎりぎり回避。

スレスレ。(笑)

当初設計時に、アジャスタパットの高さが考慮されておらず、階段下斜面に干渉したため、組み立て途中に追加工しました。多少時間がかかりましたが、結果オーライです。

また、給湯器などを取り外した際に残っていた配管の残骸をうまく取り切ることができなかったので、それら残骸をうまく避けるように棚板の高さを決めました。
写真再掲。ガス管や水道管の突起が数カ所に。
強引に取る手もありましたが、ガス管とかいじるのが怖いのでそのままに。

 
見事、スレスレで回避に成功。


製作した棚は早速、1Fでたまにしか使わない機材や、電設資材、燃料などを置くスペースしてフル活用いたしております!

場所的に引きの写真が撮れないんですよね・・・笑


僕らのガレージでは、木工を含め、幅の広い製作活動ができますので、ご興味のある方、ぜひ足をお運びください!必要な環境を可能な限り整備してお待ちしております!

今回はここまで!ではまた!

(サンドマン)


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