2021年9月6日月曜日

スイカが旋盤で回転する!〜僕ガレ的スイカ割り工作〜

 見よ!旋盤でスイカの皮が綺麗に剥かれている!



どうも、個人的には夏らしいことを大してせずに8月が終わってしまいました。サンドマンです。みなさん、今年の夏は如何でしたか?

さて、世はまだまだコロナ禍。去年と同様、自由に外出しづらかった夏でしたね。僕らのガレージでも、夏らしい大々的なイベントを開催できずにいたわけですが、「せめて少しは夏らしいことをしたい!」そんな思いでいわゆる「スイカ割り」のYoutubeライブ中継に取り組んでみました。今回はその模様をお届けします!



【きっかけ】

僕らのガレージでは、近頃Twitterのスペース機能で雑談会を頻繁に開催しています。ある日、スペースにて雑談をしている際に、普段のガレージのありのままの制作風景をYoutubeライブ中継しよう!ということに決まったのです。配信日は8月29日(日)!

ところがどっこい、当日の朝まで何の制作風景を配信するのか決まっていませんでした(汗)。まあ、各人が思い思いの作業をする様子を配信してもいいのだけれど、面白みに欠ける・・・。
そんな時に思い出したのが、メンバーのNiiさんから紹介された、Twitter上で開催されていた「スイカ割り工作コンテスト」。


Twitter上で「#スイカ割り工作コンテスト」をつけて投稿すれば誰でも参加OK。スイカ割りの概念に則って食べられるならば割り方は自由!!なので、

「よし!スイカ割りをやろう!」

ってな感じで、スイカ割り工作コンテストに参戦し、その工作の一部始終を、Youtubeライブ中継で実施することに決まったわけです。


とはいえこのとき配信開始1時間前。どうやってスイカを割るのか、我々の出した答えは・・・

旋盤でスイカの皮を削り取る!!

普段は主に金属加工に使われている旋盤。これにスイカを固定して加工しよう!という非常に大胆な計画です。旋盤を所有している僕らのガレージならではのアイデアではないでしょうか!

そうと決まれば早速準備!ガレージの近所にあるスーパー(オーケー)でスイカを入手し、大急ぎで配信スタートです!

▼動画はこちら!▼




以下、動画の概要を紹介させていただきます!


【配信開始!まずは準備!】


オープニングは2階から。
今回使うスイカはこちら!富良野産の小ぶりの一玉。

そして今回の作戦の解説。

スイカを左右から金属製の治具を使って旋盤に挟み込み、回転させながら刃物で削り取る、という作戦です。ということでまずは、スイカを左右から挟み込む治具を作らなくてはなりません。

というわけで早速1階に移動し、治具の材料を調達です。
すぐにアルミの円筒部品を見つけました。何でもあるなここは。

早速フライス盤にセットし加工の準備。

しかし、ここで思わぬトラブルが発生。
フライス盤の電源がつかない・・・

この時、ちょうど1階の電気工事作業中で、フライス盤用の電源(コンセント・プラグ)が設置されていなかったのです・・・
(ちなみにこの電気工事の内容は、後日ブログで紹介します!)

慌てて専用コンセントの敷設・通線開始です。
スイカ割りやるのに何でこんなことしてるんだろ。

こちらでは電源プラグを作っています。

そして・・・・・・

フライス盤駆動用のインバータの電源がつきました!
これで無事加工開始できます!!


【治具の加工!】

出だしでトラブルがありましたが、気を取りなおして再開です。

まずは左側(芯押し台)につける治具の加工です。
スイカに確実に食い込むよう、十字に溝を掘っていきます。

こちらは右側(主軸)につける治具の加工です。
同様に、十字の溝を切っていきます。

作業中には、Mr.ヘルニア氏の機械加工講座が展開され、視聴者の方の質問にリアルタイムにお答えしました。非常に勉強になります。

加工後にはヤスリでバリ取りをします。

右側につける治具には、旋盤で片側の底面にセンター穴を開けておきます

使用している工具はセンタードリルという、センター穴専用の工具です。動画中では使い方も丁寧に解説。

そして完成した治具がこちら!

こちらが左側(主軸)につける治具。

 こちらが右側(芯押し台)につける治具。
中央のネジは母材にもともと切られていたもので、特に意味はありません。

裏側に、先ほど空けたセンター穴がありますね。



【いよいよスイカを削るぞ!】

治具が準備できたところで、いよいよ旋盤にスイカを取り付けて削っていきます!

今回スイカを削る刃物、「トキントキンバイト」!(Mr.ヘルニア氏命名)

こちら、普段は溝切りや切断に使用される突っ切りバイトの刃先を超鋭く研ぎ上げた、オリジナルの刃物となっております!

早速スイカを取り付け。
何なんだこの絵面は。

先ほど制作した治具でスイカを挟んでいます。左側の部品を主軸のチャックに固定、右側の部品は芯押し台で支え、スイカを挟み込んでいきます。左側の部品にあけたセンター穴は、芯押し台の先端にはまるようになっています。

それにしても全くと言っていいほど軸が揃ってないではないですか。
大丈夫なのかこれ。

早速回転させてみます。速度は最も遅い設定である90rpm(1分間に90回転)です。

しかし、開始早々に落下。

おいおい、スイカが割れてしまったよ・・・
もうこれスイカ割りではないですか(笑)

いやいや、これで諦めるわけにはいきません。
再度取り付け直し、すこし強めに挟み込んで再トライ!

その様子は動画でとくとご覧ください!

冒頭、養生のために下に敷いていたビニールが巻き込まれるトラブルがあったものの、ついにスイカの削り出しがスタートしました!
相変わらず軸が合っていないですが、芯押し台と右側の治具との接触部でうまく調心されて、なんとか安定して回転しております!

Youtubeには、ひたすら回転するスイカの映像が流れます。

途中で一旦切れ味を確認!
やばい、果肉が見えている!!

しかしながら、外周の一部しか削れていないようです。私たちは悟ります。「スイカは真球ではない」ということを。普通にかんがえれば当たり前のことではあるのですが(笑)

外周がきっちり削れるまで、さらに加工を進めていきます!

どんどん削っていき・・・

ついに完成!
全体の半分を綺麗に削りました!
果肉を外側から削るって、なんだか新しい!(笑)

持ち上げてみると!
やっぱり見たことのない不思議な形だ!

これは正真正銘の大成功ではないでしょうか!


【★ここで、質問コーナー★】

さて、ここで箸休め。ここまでの様子をご覧いただいた皆様が疑問に思いそうなことに答えていこうと思います(笑)

Q1:食べ物で遊んで、食べ物の神様に怒られないの??
A1:
食べられるところをきっちり残して皮を剥きました!大切に食べ物を扱っていますので、きっと怒られないと信じております!
むしろ、皆様がよくやる普通の「スイカ割り」の方が、可食部を無駄にしているので、食べ物の神様に怒られないように気をつけた方がいいかもしれませんよ?(笑)

Q2:じゃあ、旋盤の神様には怒られないの??
A2:
旋盤を本来の使い方とは違う使い方しちゃいましたからね・・・少々心配です。現実的な話をすると、スイカ汁が旋盤の摺動部(金属同士が滑る面)に入り込むと、金属が錆びて動きが悪くなる可能性があります。人の旋盤でこれやると、ほぼ確実に怒られますので注意です!

ちなみに私たちは、スイカを削った後に旋盤の入念なメンテナンスをしております。スイカ汁を丹念に拭き取り、遅乾性のパーツクリーナーを金属面にまんべんなく吹きかけて拭き掃除をした後、仕上げに「水置換スプレー」で残った水分を完全に取り除く!という3ステップ。これできっと大丈夫でしょう。

使い終わった後のメンテナンス、これ重要!

Q3:そもそも、これはスイカ「割り」なの?
A3:
「割る」の定義は「強い力を加え固体の物をいくつかに分けて離す。」(小学館デジタル大辞泉/コトバンクより)なので、普通に問題ないのではないか、と考えますが、どうでしょう。身と皮に旋盤で力加えて分けていますからねぇ。納得いかないでしょうか・・・

それでも納得がいかない方は、この後の仕上げで誰もが認める「割る」行為をしていきますので、それを見て納得してくださいな。


質問コーナー、ここまで!


【仕上げのカッティング!】

さて本題に戻ります。旋盤で削った状態のままではとっても食べづらいので、食べやすい大きさにカットしなくてはなりません。そこで使うのがガレージメンバーNiiさんのこちら!


機械式サーボ弁による空圧パワーアシスト実証機(スイカ割りver) でカットしていきます。空気圧の力で硬いものでもサクサク切れる優れもの!
(ちなみにこちらの作品は単独で別途「スイカ割り工作コンテスト」に参戦しています)

トレーの上にスイカをセット!

まずは頭をサクッとカット!
皆様、想像以上に軽々切れますよ!
ぜひYoutubeの動画でチェックしてみてください!

そして中央部をカットします!

ここで私たちは気づきます。この形状、何かに似ているのでは・・・

こんにちは!僕、デーモンコアスイカって言うんだ!
説明しよう。このドライバーを抜いて上下の半球が(以下略)

※デーモンコアってなーに?と言う方はこちらの動画を見てみてください(笑)


さてさて、カットを続行しますよ!!

残りの部分も細かく切って!

お皿に盛り付けです。
(普通のカットスイカに近づきました笑)

このあとその場にいる全員でスイカを実食。普通に美味しかったです!
特に旋盤で削った部位は、皮なしなので最後まで食べやすい!旋盤ならではの感覚は正直ほぼありません。ただ、美味しかった!

Mr.ヘルニア氏もご満悦だ!

というわけで、最初はドタバタ続きで不安だらけだったライブ配信も、最後には成功裏に終了したのでした。



このあと、コンテスト応募のためにTwitterで出したこちらの記事は、おかげさまで数百のいいねとリツイートをいただき、大変盛り上がりました。ガレージの知名度向上にも大いに役立ったのではないでしょうか。非常に良いイベントでしたね。


僕らのガレージでは、今後もこのようなイベントを数多く実施し、さらに活動を盛り上げていこうと思います!皆様のご参加を心よりお待ちしております!
(でも、スイカ割りはもうやらん。旋盤の片付けが超めんどいので・・・泣)


▼動画を再掲します。ぜひご覧くださいね!▼

それでは!

(サンドマン)


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