2021年8月4日水曜日

【リノベーション戦記】第9章:屋上の簡易防水・排水工事だ!

改装すべきは1Fだけではない。屋上もかなりの強敵だ・・・!


どうも、近頃リノベーション用の資材の出費がかなりかさんでおり、びっくりしています。サンドマンです。

さて今回は、ガレージ設立当初のリノベーションの記録を綴る「リノベーション戦記」の続編をお送りします。
前回の記事では、ついに1Fの壁をぶち壊し、2つの部屋が一つに!まさに大きな壁を乗り越えました。しかしながら、戦うべき壁は当然、1Fだけではありませんでして。。。



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【雨漏りがひどい・・・】

僕らのガレージで借用している建物は、その古さゆえに数多くの課題を抱えています。その一つが雨漏りです。部屋の各地を見渡してみると、雨漏りの跡っぽい天井のシミや床の腐食があちこちに・・・

雨漏りの酷さを物語る数々の証拠たち。

こちら、そこそこ強い雨が降ると、確かに濡れるんです。こりゃあどこからか雨水が侵入しているに違いない。

最も疑わしきは屋上です。屋上の様子は、以前の記事でちらっとお見せしましたね。こちらです。
真ん中の方は気にしないでください(笑)

実はこの屋上、防水・排水の面でいくつかの問題点を抱えています・・・

①排水管が破損している
屋上に溜まった排水は、わずかな勾配(水勾配、1〜1.5%程度)により両端に流れ、排水口から排水管を通り屋外(1Fの軒先)に流れ出します。しかしこちらの建物、片側の排水管が丸ごと外れてしまい、使えない状況です。このままだと隣の家のベランダに水をぶちまけてしまうので、応急処置として排水口がコンクリートで塞がれています。また、もう片側も、排水口付近の管に破損があり、壁に向かって水漏れが発生している状況でした。

②地面がひび割れている
地面がひび割れていると、その隙間から水が浸透し、建屋内部に侵入してしまうかもしれません。コンクリートの下にきちんと防水シートが敷かれていれば話は別ですが、あまり期待しない方が良いかもしれません。


これらを踏まえて、先ほどの写真をもう一度。

目の前に問題が山積みなのがよくわかります。

これらの問題を克服すべく、我々素人でも出来る範囲の対策(簡易排水・防水工事)を試みたのです・・・

【排水口の修繕!】

取り急ぎ、状態の良い片側(排水管の接続部のみ破損している側)の修繕をスタート。

破損した箇所の代わりとなるジャバラホースをセット。

ジャバラホースにきちんと水が流れ込むように、
床面の勾配をタガネで削って微調整します。
math03さんによる丁寧な作業。

あとは周辺をセメントで埋めます!
Mr.H氏の魔女のような作業。
(練れば練るほどおいしくなーる!?)

こんな感じで埋めて、余分な箇所をタガネで削って、完成!
このように、水を流してきちんと排水されることを確認いたしました。

ちなみに、広い空間をセメントで塞ぐ際は、ただ大量のコンクリートを詰め込むのではなく、埋めたい箇所に事前に工作ネットを張り、そこにコンクリートを塗っていくとスムーズですよ。(この時も工作ネットを使用したのですが、残念ながら写真が残っていなかった・・・)

もう片側の、排水管が丸ごと外れている側にも対策が必要ですが、当時は良い策が浮かばず、一旦保留といたしました。(こちらは現在対策準備中でして、完成したら別途ブログで報告いたします!)


【ひび割れの補修!】

今度はひび割れの補修をしていきます。
補修の前に、まずは屋上のコンクリートの汚れをケルヒャーの高圧洗浄機で除去していきます!
高圧洗浄機は、私が実家の駐車場を掃除するために昔購入したものです。(ガレージに置いていますので使いたい人はぜひどうぞ!

おなかもんさんによる高圧洗浄機ライブペインティング。

あっという間にドラえもーん(笑)
黒ずみがしっかり落ちていることがわかりますね♫

この要領で床と壁全面を洗浄していきます。
洗浄後、床全面に掃除機をかけ、
ひび割れに詰まった砂粒などを徹底的に除去していきます。

次に、ひび割れに専用の補修剤を丁寧に埋めていきます。

大量にあるひび割れに、ひとつひとつ丁寧に注入。
心を無にして作業するのが良さそうです。

これが地味に時間がかかります。
(こうやって見ると、高圧洗浄によって屋上が少々綺麗になった感じがしませんか?

ひびが埋まった様子がこちら。バッチリです。

ちなみに、コンクリート用のひび割れ補修剤には、床用と壁用の2種類があるようです。必ず床用を使いましょう。(少なくとも、施工性が全然違います笑)
また、乾燥した際に肉やせが生じて、再度ひび割れや凹みが生じることがありますので、その際は駄目押しでもう一発注入してあげてください。


【とどめの防水塗装!】

最後に、床全面にとどめの防水塗料を塗っていきます!
下準備として、塗装の付着性を上げるために専用のシーラーを塗布していきます。

シーラー自身は乳白色ですが、塗布後はほぼ無色透明です。
ごくわずかにコーティングされた感があります。

そこにグレーの防水塗料をどんどん塗っていきます!

防水性が大事ですので、惜しみなく厚塗りしていきます。

この塗料、そこそこ高価かつかなりの量を使用したので、結構な出品になりました・・・
トータルで3〜4万円くらい使ったかなあ??泣

余った塗料を、ついでに一部の壁にも塗っておきました。


そして・・・!

ご覧の通り、美しい床面の完成です!
これで多少は防水性能が上がったかな。


床が綺麗になると、屋上をもっと使いたくなりますね。
そして考えるのは・・・

屋上で日向ぼっこと洒落込みますかー♪
(本ブログの懐かしき初回の投稿より。)


こうして、屋上の防水性能を向上させることに(きっと)成功したのである・・・


私たちのリノベーションの戦いはまだまだ続く!
次回作も乞うご期待ください!

(サンドマン)


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